About SED systemSEDシステムについて

「防災設計の内製化」を支援。
本来あるべき防災設計を
学べるツールです。

CADデータを基に、面倒な計算はすべて自動化。防災設計にかかる作業負担を大幅に軽減します。

FeatureSEDシステムの特徴

CADデータインポート機能と基本的な2次元CAD機能を実装。
手描きスケッチと同等(単線モデル)の設計スケッチを作成できます。
検証に必要な情報をスケッチに入力すれば、ただちに検証チェックを実行できます。

単線モデルの設計スケッチ作成

簡易CAD機能を利用して壁芯を事前に入力し、壁芯をガイドに室オブジェクトを入力します。

検証チェックの実行

全てのオブジェクト(検証に必要な室と開口部)を入力した上で実行します。瞬時に検証結果は表示されます。

「SEDシステム(SED=Safety Evacuation Designer)」は、CAD図面を下絵として取り込み、取り込んだ下絵に沿って必要な情報(属性)を入力することで、検証計算から申請書の出力までを一貫して行える避難安全検証自動計算システムです。

設計士がもっとも慣れ親しんだ図面を中心に検証データが整理されるので、SEDを利用すれば、基本設計の段階からご自身の力で真の安全性能が確認できます。 またSEDをベースにすれば、作業者が変わっても検証情報の共有が簡単に。プロジェクトの中心を担う設計士は検証の要となる検証条件(室用途の捉え方)の確認と検証結果の評価、審査機関との協議を中心に行い、それ以外の作業は外注や部下に任せる、といったワークフローも実現できます。

図面を入力するだけで、避難安全検証に必要な数値を自動生成
計画が変わった場合は入力図面を修正するだけで必要な数値が自動的に更新されます。

天井高さなどの基本データの入力シーン

検証に必要な室情報は、プロパティパネルで編集します。
SEDのデータは図形による寸法と属性による室情報で構成されます。

数値が自動生成されるシーン

検証計算は、設計図面からの寸法情報と各オブジェクトの属性から行います。設計図面から得られる必要な数値は全て自動的に抽出されます。

SEDは図面を入力することによって、室面積・天井高さといった建築設計の基本データから、在室者数・室内歩行時間・避難経路上の滞留・積載可燃物の発熱量・蓄煙体積・煙伝播経路毎の煙発生量等の通常であれば計算により求める数値が必要までを自動的に整理・生成。
計画が変わった場合は入力図面を修正するだけで検証に必要な数値も自動的に更新されます。

初月30日間は無料でお試し。
二ヶ月目以降も月額7,380円〜でご利用になれます。※SED solo 24ヶ月間一括支払いの場合

避難安全検証法(ルートB2【階避難安全検証法】)に対応特許出願中

SEDシステムは避難時間判定法による階避難安全検証法、複数階が避難階となる計画の全館避難安全検証法、区画避難安全検証法に対応しています。
さらに、令和3年施行の避難安全検証法(ルートB2【階避難安全検証法】)にも対応。SEDシステムを利用した確認申請は2019年から行われており、これまでに1,200件以上の申請実績があります(※)。
※2022年11月1日現在

ご契約期間中は常に最新のバージョンをご利用可能

SEDは法改正への対応や使いやすさの向上のため随時アップデートをしています。ご契約期間内は、インストールをしていただくことで常に最新のバージョンをご利用いただけます。

必要な計算書類・申請書類は1クリックで一括出力

防災上の確認と入力データの申請図面との整合性のチェックと修正が完了したらあとは出力ボタンをクリックするだけ。必要な計算書類が設定に応じて自動的に出力されます。

Trial

まずは30日間無料トライアルで
お試しください

30日間SEDシステムの基本機能が全てご利用いただけます。トライアル利用にはSEDシステム会員登録が必要です(無料)

SED無料会員登録はこちら

MeritSEDシステムを導入するメリット

  • 時間的負担の解消

    SEDシステムを活用すれば、検証計算から計算書の作成までに必要とする時間はわずか数秒。建築士の時間的負担の解消に大きく貢献します。
    これにより、建築士が本来行うべき法規チェック、防災設計の知識習得などに充てる時間を確保できます。
    そして「真に安全な建物の提案」という、建築士としての職責を果たせます。

    SEDシステムを導入するメリット 時間的負担の解消 アイコン

  • 設計の幅が広がる

    SEDシステムにはCADデータインポート機能や基本的な2次元CAD機能が実装されており、手描きスケッチと同等(単線モデル)の設計スケッチを作成できます。
    検証に必要な情報をスケッチに入力すれば、ただちに検証チェックを実行可能。
    閃きやアイデアをスケッチし、その場で検証を重ね、理想の空間づくりに活かすことで設計の幅が広がります。

    SEDシステムを導入するメリット 設計の幅が広がる アイコン

  • 防災設計の知識習得

    SEDシステムの導入により、防災設計の知識・経験が浅い方でも、避難安全検証法の基本から応用技術までを、実務を通して学べます。
    数値の入力と同時に答えがわかるSEDシステムに触れることで、用途ごとの問題点や解決方法、問題が起こりやすい設計方法など、様々な設計を当てはめたシミュレーション学習が可能になります。

    避難安全検証法使いこなし術はこちら

    SEDシステムを導入するメリット 防災設計の知識習得 アイコン

SEDシステムの活用法はこちら

FlowSEDシステムご利用の流れ

  • 01物件情報入力(登録)

    検証を行う建物の基本情報を入力するとオブジェクトを入力するための階シートが作成されます。

  • 02下絵(平面図)インポート

    DXF・SFCのファイル形式に対応しています。取り込んだ下絵はSED機能を利用して編集可能です。

  • 03図面・検証データ入力

    下絵として取り込んだ設計図面をガイドに検証に必要なオブジェクトを入力していきます。

  • 04計算実行

    全てのオブジェクト(検証に必要な室と開口部)を入力した上で実行します。瞬時に検証結果は表示されます。

  • 05書類出力

    出力したい結果を選択します。検証結果はExcel形式のファイルとしてシートに分類して出力されます。

ビル外観写真

永く愛される建物づくりへ

前述の通り、SEDシステムは検証計算などにかかる建築士の時間的負担の解消とともに、防災設計の知識習得と設計の幅を広げることに役立ちます。
そんなSEDシステムの特長やメリットを活かして避難安全検証を「正しく使いこなす」ことで、真に安全な建物、次世代に引き継がれる「永く愛される建物」の創造に近付きます。

    私たちの想い

Development storySEDシステムを生み出したのは、大手ゼネコンで意匠設計を手がけた建築士

建築士の願いを形に。SEDシステム開発のきっかけ

「避難安全検証法の検証計算、申請書類作成の時間的負担を減らしたい!」とお考えの建築士は大勢いらっしゃると思います。SEDシステムの開発者である私、九門宏至(くもんひろゆき)も、大手ゼネコンで同じことを考えながら意匠設計に携わっていました。
デザイン性と安全性を高いレベルで両立させた建築防災設計を、効率良く、確実に。そんな想いをもとに開発・リリースしたのが、避難安全検証設計ツール「SEDシステム」です。

インタビュー写真

実務を通して避難安全検証法を学習し、使いこなす

防災設計コンサルタントでもある私自身も、かつては避難安全検証法の扱いに苦労したものです。自動計算ツールの開発を機に、防災工学の第一人者である京都大学防災研究所・田中哮義名誉教授のご指導を賜り、ようやく避難安全検証法の理解に至りました。
日々の業務に追われる建築士の皆さんの場合、SEDシステムを導入すれば、実務を通して避難安全検証法の幅広い知識を学べます。SEDシステムは数値の入力と同時に「答え」がわかるため、様々な設計を当てはめたシミュレーション学習が可能に。防災設計初心者の方でも、避難安全検証法を自然と使いこなせるようになります。

インタビュー写真

Changes after introductionSEDシステムの導入で、
建築士の仕事はこう変わる

  • 学ぶことで自由度と安全性を
    高められる

    防災設計や避難安全検証法が定着しないのは何故でしょうか?考えられるのは「検証計算が煩雑」「告示内容や法解釈が理解しにくい」「学習機会の確保が困難」といったところでしょうか。
    SEDシステムは、検証計算の煩雑さから皆さんを解放するだけでなく、日常業務を通して告示内容や法解釈の理解を助けます。その結果として「意匠の自由度」と「建物の安全性」が同時に高まるという、建築士にとっての大きなメリットにつながるのです。

    SEDシステムの導入で、建築士の仕事はこう変わる 学ぶことで自由度と安全性を高められる アイコン

  • 無責任で危険な「数字合わせ」とは
    無縁に

    建物の要件等をヒアリングしたら、次はスケッチに入ります。SEDシステムでスケッチをすれば検証計算も同時にできるので、企画設計の段階から防災を意識した設計が可能になります。
    防災を顧みずにデザインを最優先にして、「排煙できない」「階段が足りない」といった問題に直面したり、「施主の要望を形にできない」「数字合わせの危険な建物を建てる」といった不本意な事態に陥ったりすることはなくなるでしょう。

    SEDシステムの導入で、建築士の仕事はこう変わる 無責任で危険な「数字合わせ」とは無縁に アイコン

  • 外注費の削減、顧客との
    関係性深化につながる

    SEDシステムを導入して、避難安全検証法を正しく使いこなせるようになれば、避難安全検証業務の外部委託は不要になり、外注費を削減できます。そのうえ、施主などの顧客へのレスポンスが迅速・確実になり、コミュニケーションの活発化と信頼関係の深化も期待できそうです。
    そして、防災設計や避難安全検証法に関する知識・ノウハウを社内で承継することができれば、顧客との永続的な関係構築にもつなげられます。

    SEDシステムの導入で、建築士の仕事はこう変わる 外注費の削減、顧客との関係性深化につながる アイコン

3 points安心して導入できる
「3つのポイント」

  • チュートリアル等をご用意

    SEDシステムでは、ダウンロード・インストール手順の説明だけでなく、基本的な操作方法の理解に役立つ「チュートリアル」もご用意しています。
    さらに、避難安全検証法の解説やSEDシステムの活用法に関するWebコンテンツをご用意し、ユーザーの皆さまをサポートします。

  • 低コストで導入できる

    特定分野のプロが利用するシステム・ソフトウェアは高額になりがちですが、SEDシステムはフリーランスの方にも導入いただきやすい低価格を実現しています。
    また、防災設計の知識習得に役立つ豊富なWebコンテンツもご利用いただけます。

  • 30日間「無料」で試せる

    SEDシステム(SED solo)に備わるすべての機能を、30日間じっくりとお試しいただける「30日間無料トライアル」をご用意しています。
    トライアルは簡単な会員登録(無料)だけでご利用いただけますので、時間的負担を解消するスピード感、業務がはかどる操作性と便利な機能を是非お試しください。

Products契約に応じて2つのバージョンをご用意

SED solo中小意匠設計事務所向け

個人設計事務所から数十名程度の意匠設計事務所向けの製品です。大規模の設計事務所での個人利用も可能です。低価格ながらSEDの基本機能を利用できます。避難安全検証法の学習にも最適です。試用版も用意しております。

詳しくはこちら

SED SOLO ロゴ

SED partner大中規模設計事務所など組織向け

大中規模設計事務所など組織向け、防災コンサルティング業務に対応した製品です。SED soloの機能に加え、室用途説明を室データとしての保存や、事前検討書・申請図書の自動作成が可能です。組織全体で統一された申請書の作成が可能で、防災設計業務をフルサポートします。

詳しくはこちら

SED partner ロゴ

「ルートB2」施行の今こそ、建築士の責務を見直そう

令和3年の避難安全検証法(ルートB2)の施行により、避難安全検証法(ルートB1)で横行していた、法の抜け穴を利用した「数字合わせの設計」が通用しなくなる日も、そう遠くはありません。
避難安全検証法(ルートB2)に対応したSEDシステムを日々の業務に活用し、「避難安全検証法を正しく使いこなせる建築士」となっていただけると幸いです。

申請実績1,200件以上。
審査機関の皆さまもお試しください

SEDシステムはこれまでに、1,200件以上の申請実績を有しています(※)。20年以上にわたる防災設計コンサルタント業務で培った経験・ノウハウを凝縮させたSEDシステムが、審査業務をよりスムーズに、より有意義なものに変えていきます。審査機関の方も「30日間無料トライアル」をご利用いただけますので、お気軽にお申し込みください。

(※)2022年11月1日現在

Operation Support建築防災設計サポート

設計品質の向上はしっかりした防災計画から!

建物の安全性を確保するためには、防災設計の理念を熟知した専門スタッフが設計事務所に常駐すべきです。しかし、多くの設計者はその場限りの外注で済ませてしまっているのではないでしょうか。
株式会社九門は、防災設計専門スタッフに代わり、使う人の命と安全を守る建物を一緒に作っていきます。

詳しくはこちら

建物に携わる皆様へ
永く愛される建物づくりを、
SEDシステムがサポートします

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