真の防災設計に
数字合わせは不要
避難安全検証法(ルート B)は、依頼主からの『階段を減らしたい』『排煙を止めたい』などの要望に対し採用を検討されることでしょう。
その多くはとりあえず仕様設計(ルート A)で設計を進めてからコンサルタント業者に相談し『この扉を防火設備に』『天井高さは○○以上に』といった、告示に計算結果を合致させただけの助言に従って計画を進めているのが現状です。
防災設計の理念に則れば設計そのものを大幅に見直す必要が生じるはずです。
こんな数字合わせの手直しは、真の防災設計ではあり得ません。