避難安全検証法に関わる内容/避難安全検証法の基礎知識・用語の解説煙降下時間とは?
最終更新日:2022.08.11
避難安全検証法(ルートB1)の煙降下時間は、蓄煙体積÷煙発生量で算出しますが、複雑な煙の動きをなぜこんなに単純に計算できるのですか?
避難安全検証法(ルートB1)の煙降下時間の算定は二層ゾーンモデルという理論に基づいています。これは、温度の高い煙と温度の低い空気は初期火災の間は混じり合う事なく2つの層になるという考え方です。告示式は、この理論を用いて簡易に評価できるように考えられた数式で、誤差を考慮した安全率が掛けられています。
簡易的であるため、煙発生量について、二層ゾーンモデルは火災の進展に応じて徐々に大きくなる(成長火災)と考えるのに対し、告示式では出火直後に盛期火災で煙発生量は一定である(定常火災)として計算します。このため蓄煙体積が小さな狭い室では煙降下時間が極端に短くなる傾向があります。また、天井面積が大きい室では、温度の低い天井面に触れた煙の温度が下がり空気層と混じってしまうことを防ぐため、告示では1,500m2毎に防煙区画する事が求められます。
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