SEDシステムに関わる内容/計算仕様階歩行経路作成のルール
最終更新日:2022.08.11
階歩行経路は、どのような計算で求めているのですか?
いくつかのルールを使って最適解を求めています。
ルール1:(絶対設定)
ΣAarea(ΣAfloor) または Aarea にチェックの無い室へは避難しない。
ルール2:(絶対設定)
出火室に階の出口がある場合、最大有効幅の出口は使用できないものとする。
※1:同じ幅の複数の扉が設置され、出火時に使用しない扉と指定されている場合、指定された扉を使用できないものとする。また、同じ幅の複数の扉が設置され、上記の指定が無い場合、最初に入力された扉を使用できないものとする。
ルール3:(絶対設定)
扉の避難方向が設定されている場合、設定に従った避難方向に向かう。
ルール4:(絶対設定)
扉の避難先が指定されている場合、指定に従った避難方向に向かう。
ルール5:(絶対設定)
避難階において階の出口が設置された階段室からは屋内側には向かわない。
ルール6:(絶対設定)
避難階において扉の避難方向が自動の場合、階段室を通じて避難しない。
階段方向に向かう設定がある場合、設定に従った避難方向に向かう。
ルール7:(絶対設定)
他の室から階出口を有す室に到達したら、避難経路等室と接続していても避難経路等室へ避難せずに、階出口へ向かう。
※扉の避難先扉または扉間歩行経路が指定されている場合、指定に従う
ルール8:(相対設定)
出火室毎に避難次数を下記の方法で計算する
・階出口が設置されている室、および、避難経路等に設定されている室を0に設定する。
ただし、階出口が出火室の場合、出火室を通しての避難はできないので、出火室から避難次数は計算しない。
・部屋を超えるたびに+1とする。
ただし、出火室を超えて出火室の室内室以外の室は計算しない。
・複数ルートがある場合それぞれ計算し、次数の小さいほうを避難次数とする。
ルール9:(相対設定)
出火室
避難方向は避難次数にかかわらず利用できる全ての扉を利用した方向へ向かう。
非出火室
計算設定:「階歩行経路の避難開始室の全扉を使用する」 のチェックを外した場合避難方向は避難次数の小さい方向へ向かう。
計算設定:「階歩行経路の避難開始室の全扉を使用する」 にチェックを入れた場合避難方向は避難次数にかかわらず全ての方向へ向かう。
扉の階避難方向が自動以外の場合は、指定方向に従って避難する。
ただし、火災室に入らなくても避難可能な場合は絶対に火災室には入らない。
ルール10:(相対設定)
避難開始室を出た後は、避難次数が小さい方向へ避難する
計算設定:「階歩行経路の出火室の隣接室を避けて避難する」のチェックを外した場合、出火室の隣接室を避けることなく避難する。
計算設定:「階歩行経路の出火室の隣接室を避けて避難する」にチェックを入れた場合、出火室の隣接室を通らなくても避難可能な場合、出火室の隣接室を避けて避難する。
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