避難安全検証法に関わる内容/避難安全検証法の基礎知識・用語の解説積載可燃物の発熱量のイメージ
最終更新日:2022.08.11
告示には、倉庫の積載可燃物の発熱量は2,000MJ/m2と示されていますが、一体どの程度の燃え草が存在する状態なのか想像できません。感覚的に捉える方法はありますか?
一般的な木材(ラワン材等)に換算してみましょう。
・木材(14.4MJ/Kg)の1m2当たりの木材の質量は、2,000MJ/m2 / 14.4 = 138.89Kg
・体積にすると、ラワン合板の比重は0.6なので、138.89Kg / 0.6 = 2.31m3
これは木材を床一面に敷き詰め、2.31mの高さまで積み上げた状態です。倉庫の床面積の30%は物品出し入れのための通路だと考えると、木材の高さは3.3mに達します。
しかし通常、木材を隙間無く積み上げると内部に酸素が供給されないため表面しか燃えません(避難安全検証法では燃えるとされています)。実際に燃焼し続けるとして酸素供給のために木材とほぼ同じ体積の空間を想定すると全体の体積も倍になります。木材が井形に6.6mの高さまで積まれた巨大なキャンプファイヤーをイメージしてください。
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